スクリューリテインフルジルコニア(iTero)

2021年04月15日

大阪市の歯科技工所、デンタルバイオビジョンの辻です。
このコラムは主に口腔内スキャンのケースを扱っていく中での気付きや、設計のコツ、トラブル防止策、最新情報などをコラム形式でお伝えします。

右下大臼歯のスクリューリテインフルジルコニアケースです。iTeroのplyデータはなぜかいつも他のplyよりも暗めのカラーなんですよね・・・デザインには支障ないのですが。
IOSデータで咬合位置関係がズレていないかどうかを判断するのはなかなか難しいのですが、デンタルシステム上で調整を加えることもあります。(調整量こそ差はありますが、かなりの割合で調整しています)
IOSケースはすべてセット後のフィードバックをいただいているので、調整を加えて製作した上部構造の方が、無調整または微調整でセットできていることが多いことがわかっています。
調整量はやはりテクニシャンとしての勘所です。デジタルが進歩しているとはいえ、アナログ時代に培った経験値もまだまだ必要ですね。

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